oukan 2015年11月19日_「光のノスタルジア」

もう10日ほど前ですが、
P・グスマン監督によるふたつのドキュメンタリー、
『真珠のボタン』と『光のノスタルジア』を観てきました。
どちらも美しい映像とは裏腹に、
監督が自国チリの残酷な歴史に向き合う
非常に重いテーマの作品ながら、
とくに『光のノスタルジア』のほうは、
私にとってセンス・オブ・ワンダーを感じさせてくれる
素晴らしい内容でした。

キーワードは、時間、記憶、宇宙、生命、エトセトラ。
チリの広大な砂漠を舞台に、人々の悲しい記憶と
空に輝く星々の時間が交差する・・・・・・・・・って、
これだけだとなんのこっちゃという感じだと思いますが、
なにせとても感動してしまったので
ちゃんと書こうとすると内容を全部書いてしまいそう。
というわけで、ぐっと堪えて、ひとつだけ。

この映画の終盤でふと、ジョディ・フォスターが主演した
『コンタクト』という映画のセリフを思い出したんです。
ラスト近く、異星人からの接触に応えて
宇宙に赴いた科学者のエリーが、帰還後、
彼女の宇宙旅行は妄想だったのではと疑う人々に
涙ながらに強く強く訴えた言葉。
そしてこの映画の主題、メッセージでもある言葉。

「わたしは知ったのです。
我々は、より大きなものの一部であり、
決して孤独ではないのだと」。

苦しいときに思わず空を見上げたり天を仰いだりするのは、
もしかすると、わたしたち人類の遺伝子に刻まれた
星の記憶・・・・・・なのかも。

アミーゴ


gohome